介護職は今後の需要も見ても将来性のある職業と言えるでしょう。医学の発展が著しく、平均寿命は八十歳代から百歳まで延びると言われています。そんななか、健康寿命も同じように延びているわけではないので、介護が必要となる人がますます増えると予測されています。また、核家族化、もしくは一生独身の人も増えていく見込みです。そうなると、ますます介護施設や介護サービスを必要とする人が増えるでしょう。実際に、介護サービス受給者は2000年を境にしてかなり増えています。介護業界はどこも人手不足であり、勤めた施設の人間関係や環境が良くなかったとしても、やめてすぐ次の施設を探し転職できる点もメリットです。
今も介護業界は人手が熱望されている業界であり、初心者でも歓迎してもらえます。資格がなくても働くことができる上に、働きながら取得することも可能です。3年以上勤務することで実務者研修を受ければ、国家資格である介護福祉士の試験にも挑戦できます。このように資格を段階的に取得することでスキルアップし、待遇の向上が期待できる業界でもあります。また社会福祉士は、勤続年数が一定期間を超えると収入アップにも繋がります。自分の頑張り次第で収入を増やせるのでモチベーションを保って働くことができるのです。介護職という職業は、現在は給料が安いという点が問題になっていますが、今後需要の増える職種ということもあり、政府が待遇を改善しようと進めています。働きやすくなるように介護ロボットの投入による職場の改善も考えられています。働き方改革によって仕事の細分化や見直しなども進められており、だんだんと働きやすい環境になりつつもあります。資格取得も併せて今後さらに働き甲斐のある職業として期待されているのです。